プログラミング用フォント Myrica
Myrica (ミリカ)は、フリーなプログラミング用 TrueType フォントです。
視認性、判別性 が高くなるように、複数のフォントファイルを元に合成/修正しました。
フォントの特徴
多くの特徴をプログラミング用フォント Ricty から継承しています。
- ASCII文字は「Inconsolata」が適用されます。
- それ以外の文字には「源真ゴシック」または「Mgen+」が適用されます。
- 半角文字と全角文字の横幅の比が 1:2 に調整されています。
- 視認性の高い日本語文字 (半濁音など) が使用できます。
Rictyにない特徴
以下の文字にはヒンティング情報がありますので、Windowsでもクッキリしています。
- ASCII文字はヒンティング付きの Inconsolata から、ヒンティング情報を継承しています。
平仮名と片仮名にもヒンティング情報を付加しています。品質が良くなかったので、取りやめました
フォントイメージ
フォント構成 / 配布ファイル
Myrica.ttc
ASCII文字は Inconsolata、それ以外の文字は 源真ゴシック をベースとしたファイルです。
MyricaM.ttc
ASCII文字は Inconsolata、それ以外の文字は Mgen+ をベースとしたファイルです。
グリフの構成
プログラミング用に文字が判別しやすいように考慮しています。
ASCII文字(0x21-0x7E) を「Inconsolata」で置換え、さらに以下の変更を行っています。
※Inconsolata: 「Top 10 Programming Fonts」や「プログラミング時に最適なフォント『Inconsolata』」などで高い評価を受けているサンセリフ体等幅欧文フォント
- r にセリフ付き (Inconsolata に内包されている別のグリフで置換え)
- D にクロスバー付き (Inconsolata に内包されている別のグリフで置換え)
- | が破断線 (Inconsolata に内包されている別のグリフで置換え)
ASCII文字以外は「源真ゴシック」または「Mgen+」をベースとしました。
※源真ゴシック: 「源ノ角ゴシック」をベースとして作成された日本語フォント
※Mgen+: 「M+ OUTLINE FONTS」をベースとして作成された日本語フォント
一部の文字を修正しました。
- “‘`,.:; を大きめに補正
- 0x002a * : astarisk (オリジナル)
- 0x006c l : small letter l (オリジナル)
- 0x2013 – : en dash – (Ricty を参考に)
- 0x2014 — : em dash — (Ricty を参考に)
- 「ぱぴぷぺぽパピプペポ」の半濁点を大きくして、濁点と判別しやすく。(Migu を参考に)
- 「カ力 エ工 ロ口 ー一 ニ二」(カタカナ・漢字)の区別。(Migu を参考に)
- 「~〜」(FULLWIDTH TILDE・WAVE DASH)の区別。(Migu を参考に)
- 「ー一-」(カタカナ・漢字・マイナス)の区別